日本の会社。
4月の人事異動が一番多いのではないでしょうか。
あまり異動が無い会社、異動が多い会社などの差もありますが、辞令が出る前に内示が出るのが一般的で、内示は異動の2週間前~1か月前というのが多いのではないでしょうか。
4月1日から異動であれば、3月1日~18日ぐらいに内示を言い渡されることが多いということ。
そして辞令というのはだいたい1週間前に出されるのが一般的です。
異動を言い渡されたら準備しておきたいこと
内示の段階では、基本周囲に公にしてはいけないというのが通例。
それでも自分が異動なのだとわかったら、少しずつ準備をしておくと良いでしょう。
1.仕事の整理・引継ぎの準備
中途半端に先送りにしていた仕事を片付けてしまったり、今自分がやっている仕事を引き継いでくれる人のためにマニュアルを作ったり、簡単な資料を作成したりしておくといいでしょう。異動の直前に慌てないように、心残りが無いように。
2.異動の挨拶リストの作成
社内であったり取引先であったり、自分が異動になることをお知らせしないといけない人がいるのかどうか、いるのであれば誰にどういった形で伝えるのかを整理しておくといいでしょう。
特に社外の人との接点がある場合、失礼にあたらないよう自分の仕事を誰が引き継ぐのか、その人の名前や連絡先を伝えたり、場合によってはオンラインででも顔合わせの場を設定したり直接引き合わせたりする必要があります。
時間が無くて挨拶できなかった!では印象を悪くしてしまうことも。
立つ鳥後を濁さず。挨拶も仕事のうち。しっかりプランニングをしておきましょう。
3.お世話になった人への挨拶の準備
挨拶リストの作成に近いものがありますが、例えば同じ部署でお世話になった上司や先輩、同僚たち。お菓子を渡したり、ランチに誘ったり。
お菓子を選んだり、お店を選んだり、ちょっとしたことでも感謝を伝える準備をしておきたいものですね。
4.これからお世話になる人への挨拶の準備
異動先の上司への挨拶の準備や、前任者に引継ぎしてもらえそうであればそのスケジューリング、異動先に知っている人がいるようであれば、これからお世話になるかもしれないので、簡単に挨拶しておくと良いでしょう。
もちろん異動してからでも良いですが、タイミングを逃さないように早め早めに意識したいものです。
5.物の整理・身の回りの掃除
デスクの私物を整理しておいたり、持って帰ったり、パソコン周りの誇りや汚れを掃除しておいたり、しておきましょう。
オフィス用サンダルやらひざ掛け、自分専用扇風機・加湿器、替えのネクタイや置きジャケットがあるなど私物多めの人は、その部署最後の日の荷物が、夏休み前の小学生みたいにならないようにしておきたいものですね。
短い期間に、自分の仕事の整理と、周囲への気遣い、今後来る人への配慮、これからお世話になる人とのコミュニケーションなどなど、たくさんすることがあって大忙しになるでしょう。
だからこそ、内示を受けたその時から準備は始めないといけないのです。
異動の事実を知られてないうちに水面下でできること、辞令が出てから公にできること、準備と心構えがあれば、異動のハードルを少しでも下げることができますよ。
あなたの新境地に幸あれ!