FXを学んでいるとなかなかデモから卒業できない人や、逆にデモを全くやらない人に出会います。
それはそれで、その人のタイミングなので、どちらでもいいと思います。
その上で、デモトレードをいつ卒業したらいいのかが自分でわからないという話をよく聞くので書いてみようと思います。
私の場合はデモトレードだけというのは半年ぐらいやっていました。
リアルトレードをはじめてからもデモを使ったりリアルでトレードをしたり。
何なら今でも初めて試す手法や検証は極小ロットでやるか、デモを使います。
だからデモを卒業するタイミングってあるのかな?と思ったりするのですが、「デモトレードだけを卒業し、リアルトレードをはじめる」という意味であれば、デモトレードでプラスにできるようになってからではないかと思います。
デモトレードでまずはプラスにしてみよう
デモをプラスにできなければ、リアルでプラスにするなんて無理です。
それどころかデモではほぼプラスになるのに、リアルではマイナスになるということもトレーダー「あるある」です。
1.目標を立ててトレードをしてみよう
デモトレードでは目標を立てて、そこまでプラスにしてみましょう。
目標は「○○円達成!」「月利○%」とか自分なりの目標を立ててやると「使う手法でまずはデモトレードをプラスにしてみましょう。
デモだからといって無茶苦茶な遊びトレードをするのではなく、車の運転免許を取る際の教習所の中で走っているのと同じ。ルールを守って習得していくのです。
2.できるだけ実資金と同じ額でデモトレードをしてみよう
デモトレードは開始資金が選べるので、1千万円とか大金が口座にあるように設定をして始めることができます。
しかし、それはあまりお勧めしません。
なぜなら、取引するロット数は資金がいくらか、レバレッジは何倍かなどで変わります。
資金が潤沢にあれば、多数のポジションを同時持ちすることもできれば、マーチンゲールなどリスクを取ってマイナスポジションをプラスに変えていく技を使うことができます。
もちろんそういったトレードを練習するためであれば良いのですが、自己資金が5万円、10万円の場合、1千万円で練習してもあまり参考になりません。
それならば、デモトレードでも資金を10万円とし、10万円を15万円、20万円にする練習をする方がリアルトレードに移行した時に役に立つでしょう。
自分が持てるロット数の限界値や安全な運用ロット数、負けの許容範囲などの感覚を身に着けることができるからです。
3.リアルトレードにする時に手法(ルール)を変えない
1.2をしっかりやって勝てるのであれば、理論上リアルトレードに移行しても勝てるはず。
だけど、勝てなくなる人がたくさんいます。私もそうでした。
何が違うんだろうと考えた時に、「感情」だと気づくのです。
リアルトレードは実際のお金。
ちょっと勝ったら利確したくなり、マイナスになったらプラスになるのを願ってしまう(損切が遅れる)のが人間心理。
損大利小が過ぎてはいくら勝率が高くてもプラスになりません。
出戻る勇気を持とう!
ダメだなと思ったら、資金を失ってしまう前にデモに戻って修行しなおす勇気を持ちましょう。