緊急事態宣言も解除され、以前とは少し違うながらも日常が戻りつつある今日この頃。
TVではオンライン中継は当たり前になってきたし、昔のドラマの再放送がかえって面白くて全話見直したい!!という勢いにもなっていたり、日常生活では通勤の満員電車があっという間に戻ってきました。
経済が止まると、「コロナになった」というよりも「給料が減った」「仕事がなくなった」といった声の方を多く聞くぐらいだったので、以前とは少し違った形だったとしても経済が動き出したのはとても良いことだと思います。
更に良い面もあったなと感じることもいくつかありました。
テレワークやWEB会議の普及
元々日本の企業でテレワークを導入できていたのは、一部の大企業かIT企業ぐらいだったのではないかと思いますが、コロナで一気にテレワークが広がりました。
家電量販店ではテレワークに必要なWEBカメラやヘッドセットが飛ぶように売れ、そもそも家にパソコンが無いという社員が家で仕事ができるようにと企業が購入する需要も伸び、パソコンやタブレット、そしてモバイルWi-Fiルータも売れ行きが伸びているようです。
ただ、新規製造分は中国から部品が入ってこないなどもあるようですが。
企業や個人の意識が変わったのは事実。
「働き方改革」と銘打ちながら、全然進まなかった働き方改革が皮肉な形でも進んだと言えます。
ICT教育の普及
学校教育も変わりつつあります。休校が続く学校。
フランスなどの学校は登校をしなくても、オンライン授業のシステムが元々導入されており、スムーズに在宅授業に切り替わっていましたが、日本はまだまだでした。
それが、長引く外出自粛に伴い、オンライン授業を取り入れる学校も。
ここでもまたタブレットやLTE通信ができるPCが普及したようです。
ひきこもり・不登校でも勉強は嫌いじゃないという子供に学習できる環境が与えられるなど、返って良い面もあったりするのではないかとも感じます。
食材宅配(ミールキット)サービスが人気急上昇
Oisixや生協など、食材宅配サービスの利用者がかなり増えているようです。
単なる食材の宅配と合わせてミールキットも大盛況。
Oisixなどでは、普段は定期サービスの他に追加のメニューを選んだりできたものが、利用者が増えたことに伴い、定期サービスしか選べなくなるなど、利用の制限をかける必要が出るぐらいに人気のようです。
外食がなかなか出来ない、自炊もいいけどたまには違うものを食べたいという時、選択肢としてはデリバリーの利用か、食材宅配のミールキットとなるのでしょう。
個人投資家の増加
自宅待機で平日に時間ができ、これからの第2派・第3派に備えて資産形成を考える人も増えたのか、株式・FX共に、「これを機に始めました。」という声を聞くようになりました。
実際、個人の口座開設数・オンラインの取引が増えているのです。
FXも株式もコロナ後は異常相場ですけれど、始めるには丁度わかりやすい相場なのかもしれません。
個人的には個人投資家が増えてくれた方が良いなと思っています。
コロナ禍の中、これからを生き抜く力
ピンチの中でも、新しい生活様式に順応するよう準備をしたり、これからの時代に役に立つスキルを身に付けるよう勉強を始めたりと、立ち止まらずにチャンスを掴もうと頑張っている人がとてもとても多いのだと感じるようになりました。
少し前には、AIの登場で10年後には無くなる仕事なんて話もブームになりました。
これもまたコロナで加速するでしょう。
「思考の切り替え」それが今最も私達人間に求められていることなのかもしれません。