原油先物 史上初のマイナス価格
原油の暴落が続いていましたが、ついに5月の先物で、史上初のマイナス価格となりました。
一時、-40.32ドルまで下落。
原油先物価格 暴落の理由
・新型コロナにより米経済活動停滞。
(製造工場の停止・飛行機の減便などもあり、精製各社が原油の消費減)
・原油在庫満杯(保管施設も海上タンカーも貯蔵が限界)
・5月先物の受け渡し期限が4月21日
現物が入ってきても貯蔵するところがない
→貯蔵する設備を用意する保管コストの方が高額になる
→引き取り手がいない
→投げ売り続出
→史上初のマイナス価格に転落
マイナスからの急反発
一時マイナス40.32ドルにまでなったのは、NY時間4月20日です。
その後アジア時間21日朝にはマイナス圏からプラス圏に大反発しました。
日本時間午前9:10には1バレル=1.20ドルにまで回復しました。
乱高下が激しい原油先物市場。
プラスに回復とはいえ、破格状態なのは変わりません。
また、原油価格は受け渡し期限直前は素人が手出しを絶対してはいけないぐらいの状況であることもよくわかりました。
マイナス価格からの急反発
— 87@FX (@hana_87fx) April 21, 2020
【原油】21.66 (1㍑=14.67円) pic.twitter.com/PQLW5MC7e7 https://t.co/KsE6NvVZ3e