リスクリワードという言葉を知っていますか?
恥ずかしながら私は、FXを学びはじめた当初は知りませんでした。
しかし用語自体はともかく、リスクリワードが意味する内容はFXだけではなく投資をする上でまず知っておかないといけないとても大切な内容なのです。
利益と損失のバランスを考えてみよう!
簡単に言うとリスクリワードとは利益と損失のバランスです。
リスク=危険
リワード=価値
投資というものは多かれ少なかれリスクが伴うものですから、それ以上に価値が出るようにバランスを取る必要があります。
リスクリワードという言葉を聞いたことが無くても、損大利小・損小利大という言葉なら聞いたことがある人も多いかもしれません。
損大利小・・・損が大きく利益が小さい。
損小利大・・・損は小さく利益が大きい。
リスクリワードを高める=損小利大なのです。
リスクリワードの計算方法
例えば、5回トレードをしたとして、4回は勝ち・1回だけ負けだったとします。
この場合、損大利小でしょうか?それとも損小利大でしょうか?
・・・・答えは、
「これだけではわかりません」
ですよね。
正解です。
では、追加情報として5回のトレード結果(4回勝ち・1回負け)の内容が次の通りならどうでしょうか。
・1回目の勝ち・・・5pips
・2回目の勝ち・・・5pips
・3回目の負け・・・100pips
・4回目の勝ち・・・5pips
・5回目の勝ち・・・5pips
※取引量は全て同じ10万通貨とする。
勝ち:5pips×4回=20pips →2万円の利益
負け:100pips →10万円の損失
負けはたった1回ですが、損大利小ですよね。
FXをする上で資金管理は最重要!リスクリワードを意識しよう。
「資金管理だなんてなんだか難しそう。」なんて感じませんか?
でも、FXをする上で「資金」はとても重要。その「資金」を守る”資金管理”は高所作業で命綱を付けるぐらいに大事なことなのです。
資金管理のひとつであるリスクリワードを意識するのは簡単。
リスク(危険)よりもリワード(価値)が大きいか?と意識することです。
FXでいえば、
- エントリーするときには損切りラインと利確ラインを予め決めておくこと。
- 損切りの幅より利確の幅の方が大きいこと。
例えばロングエントリーをする時に、自分が取れると考えた利確ポイントが+10pipsであれば、損切りを-5pipsに設定するのです。
だいたい資金管理で失敗するケースとしては、そのように決めてエントリーをしたのに、いざ-5pipsの含み損が出ると、自分が考えていたのとチャートが違う方向に動いているにも関わらず、「もうちょっとすれば反転するのではないか・・・」とポジションを持ち続け、気が付いたら含み損が-15pipsに膨れていた。というケースがあるあるです。
エラそうに書いている私自身も経験があるので本当によくわかります。
確かに、「もうちょっとすれば反転する」ケースもあります。
但し、そうではないケースもよくあります。
賢い判断は、あらかじめ決めたポイントでは損切りし、「もうちょっとしたら反転する」と思うのであれば、反転してからエントリーをし直すべきなのです。
反転を確認し、再エントリーをしたところから10pipsを取れれば、2回のエントリーで勝率50%でも、結果はプラス5pipsです。
1回目 -5pips
2回目 +10pips
トータル成績 +5pips
これがリスクリワードです。
1に資金管理 2に資金管理 3に資金管理
言い過ぎでしょうか?
私は言い過ぎではないと思います。
基本に資金管理があってこそ、ファンダメンタルズ分析もテクニカル分析も勝率も生きてくるのだと思うからです。
退場にならないよう、しっかりと資金管理をすること。
その中で、リスクリワードはしっかりと意識していきましょう。